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『AMY』

今も昔も変わらず。

荷物の多い女を脱却できぬままである。

また今日も、「りさこさん荷物多いですよね、」の一撃。

先週も言われたんだよなあ。

高校生のとき、予備校に通っていて、勉強のできない女の要素、という馬鹿げた話を先生がしていて、

荷物が多い、と言われたときに、ひどく落ち込んだ事は今でも忘れない。

最近はよく台所で過ごしている。台所にいる時間が長い。

台所で事が足りてしまう、ということと、

部屋の蛍光灯をつけたくない、(蛍光灯の光が苦手だ。台所はオレンジライトである。)

ということによって。

料理をして、台所のスツールでごはんを食べ、コーヒーを飲み、煙草を吸い、

携帯を見て、本を広げ、鞄の整理をし、考え事をする。

そういえば、最近シンクの中がたまらない。

洗い物が大の苦手で出不精のわたしは、NYにいたときシンクに山盛り溜めこんでいた。

そういえば。

わたしも成長したものです。

ただいま、久々の籠城。

お風呂に、お水、本、パソコン、ノート、ペン、音楽、携帯を持ち込んで。

一日の稽古でばきばきになった体をあたためる。

ちかごろ、体の負傷に悩まされる。こんなこと、今までなかったのになあ。

若いとはいえ、10代のころのように体は動いてくれないことを痛感している。

はい。稽古。しています。

演劇っておもしろいよなあ。と、また思ってしまっている。

みててにやにやしてしまう。

自分がやるとなると、そんなにやにやしていられないのだけど。

必死でもがいて、疑って、疑って、振り切って、トライして、疑って。

最近、みる、ときの感じ方や見方が変わって、さらにおもしろい。

本番9月です。観に来たいって方、ご連絡お待ちしております。

さてさて、映画です。

『AMY』

観てきました。どうしてもみたかったやつ。

7月23日、昨日がエイミーの命日なのね。

わたしは22日に観ました。

NYにいたころ、

大好きで仲のよかった歌手の友だちが、

“Amy Winehouse”の「Back to Black」

をギター弾き語りで歌っていて、

当時拙い英語のわたしに、

歌詞を一語一句教えてくれて、一緒に歌った。

忘れられない。

それ以後、エイミーを知り、アルバムを聴いている。

わたしの敬愛する女性の仲間入りをした。

江國香織、マリリンモンロー、フランソワーズサガン、そして、エイミーワインハウス。

日本の作家、アメリカの女優、フランスの作家、そして、イギリスの歌手。

別に、(江國さんを除いて)

破滅的だからとか、どこか病んでるからとか、生き急いで亡くなった栄光からとか、愛に奔放だからとか、

そんな刺激的な理由では毛頭なく、

彼女たちの生き様や、人生や、努力や、作品や、struggleや、

渇望や、野心や、才能や、愛と孤独や、女としてのスタイルや考え方や、

そういった部分を敬愛する。

わたしの人生を変えてくれた人たち、わたしに味方してくれた人たち、という意味で、

共鳴し、類似し、さまざまなことを教えてくれたひとたち。である。

もちろんすべてまるまるいい、といっているわけではない。

彼女たちが、ドラッグで身を滅ぼすのも、責任逃れも、パートナー選びも、弱さも、

わたしは肯定しているわけではない。

でも、わたしは彼女たちを尊敬し、愛している。

愛されることを求めていた、彼女たちを。

みんなPureでfragileだ、とやっぱりおもう。

StrongでStarveでSelfishであるとも。

なによりLovableである。

映画としても、ドキュメンタリーで、エイミーを誇張する訳でも、押し売りする訳でも、飾る訳でも、

Judgeのないつくりで、美しかった。

ただ、本当に、文字通り、Amyの映画であった。

Amy、会いたかったよ。

ああ、熱を入れて語ってしまった。

今日は久々に本屋で本を買いました。

最近ネットでしか買ってなかったけど、本屋にて。

ブログはこの辺で、本を読みます。

籠城、まだまだ続きます。

Thank you

wish happiness will be surrounded all over the world

with love and peace

xoxo

risako


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