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若さとは。

ずっとずっと”若さ”というものにコンプレックスを抱いていた

若くていいわね、と言われると

バカにされてるナメられてる、とか

同等に見られてない釣り合わないと思われてる、とか

若いってカテゴリーで一緒くたにして括られてムカつく、とか

何も経験がなくて考えなしで未熟だと見くびられてる、とか

...笑

そんな風に極端に考えて恐ろしく悲観的になって

すごく傷ついたみたいな気分になり

反抗的になった

皮肉にもそれはおそらく

若さゆえの反抗なのだろうけど

若いからってナメんじゃねーっ!!!

って、いっつもいっっつも思って

睨みつけてた(心の中でだけだったといいのだけど、汗)

だから、わたしをわたしとしてみて、

分け隔てなく一緒にいてくれる人がいると、

本当に感謝して、熱烈に好意を持ったし

敬愛して、くっついていきたくなる

最近、それがなくなったなーって思ってたけど

久々にその感情が湧き出てきた瞬間があった

いやいや、

若くて何が良いんだ

若さを絶対的な武器だ、みたいな言い方されると、

「わたし、若さを武器にしたことなんてさらさらないですし、むしろそれが嫌だからこそ、見合うように色々努力してますし!ええ、だって若いこと=素晴らしいってわけじゃないですから!!!」

って意地悪な気持ちになる

そもそも、

みんな若かったわけで

誰しもその若さの中にいる時代があったわけで

その時、みんな本当に若いって最高って思ってたのかな、

と、個人的に疑問を抱いている

もちろん、

体力的な問題とか、健康とか、そういったことはあると思うけど、

若い方が良いから、今よりも若い頃の方がよかったからって思ってて

羨ましくてその言葉を放ってしまっているなら

わたしはそんな大人にはなりたくないなーってすごく思う

わたしは、いつだって、

今が一番だ、って

これから先は今よりももっともっと素敵だ、って

思っていたいし、

正直、わたしの若い頃は心底辛かった

今でさえも若いのだけど

それでも10代とか、学生時代とか、

絶対に戻りたくない(笑)

(まあ、望んでも戻れないけどねっ!)

若さの何が良いんだ、って

ずっとずっとそう思ってた

矛盾してるかもしれないけど、

はたと、そこで思い出してすごいリンクしたことがあった

最近、わたしも年をとったなー、と思うようになったのだ

と、いうのも、職場で年下の人が増えてきたことだった

今までは、どこへいっても一番下だったのに

そして、この間、ちょっとわたしなりにびっくりした気づきがあった

ある、大学生の女の子が放った言葉に

わたしは、ハッとさせられた

嬉々として、全くもって嫌味っぽくでもなく、

自分の若さがいかに素敵かって話だった

あ。

若いことを素晴らしいと思っている

若いことが彼女にとっては誇らしげなことなんだ

若さゆえ許される、甘え方を無意識にも知っているからなんだ

当時のわたしには、(意識的には)ない考えだった

その若さのとらえ方、若さへの概念

さらには、職場に自分の年下が増えて

わたしが急にババアみたいな気分で、常にいることだった

あれ、わたし、なんかババアやってない?笑

と自分で自分にツッコむ

若い、ということに生き生きしてる子たち

たいして年齢も変わらない

だけど、彼女たちは若さを素晴らしいと思ってるし、

若さを楽しんでる

若さゆえに甘え上手であり

自分が若いことに自信を持っている

と、いうのもわたしの勝手な妄想だけど、

少なくとも、当時のわたしよりは

わたしはいつも必死で食らいつこうと

いかに若くみられないかに取り組んでいた

(だからよく10代の頃の写真を見せると今よりも大人っぽいと、言われる)

そして、わたしはその子たちを見て

若いな〜、

と思う(←オイッッッ!!!)

なんだか、もしかしたらだけど、

「若くて良いわね」

といってしまっていた人たちの気持ちが少しわかったかもしれなかった

否、

わたしの解釈の

「若くて良いわね」

が、出来上がったかもしれなかった

若い時には気づかなかった

若さの素晴らしさを

少しだけ大人になって

ああ、ああしてあの時、若さを存分に楽しむことができたなら、

それはどんなに素晴らしいことだろうか、

と少し感傷的な気持ちで、

若さ、というものを見つめられるようになった

かといって、

戻りたいわ〜羨ましいわ〜とはならないけど

だって、なんて恥ずかしいんでしょうね、若さって

若いってことほど、

孤独でやるせなくて、

苦悩に満ちた宙ぶらりんな闇なんて

ああ、あの、

卑劣で愚鈍で痛切な、若さ、とかいう時代なんて、

...笑

今でさえ、年齢に関していえば、

わたしも、若い、分類に入るが、

自分では今、自分が幾つなのか、さっぱり見当がつかない

まあ、いくつでもいいと思ってる

だから今なら、

相当不機嫌な時でない限り、めっちゃ言われたくないなーって人から以外は、(笑)

なんと言われようと気にしない

10代に見られようが、30代に見られようが、年相応だろうが、

それはどれでもありがたいことだ

過去、わたしは、

年齢に対してひどくコンプレックスを持ってたから

自分が若く見られることを嫌悪し、

若さを武器に遊んでる人たちを嘲笑い、

年齢を聞いてくる人たちや年齢で判断する人たちを、ナンセンスだと避難していた

でも

みんなそんなことなんて、考えてないのかもナー

なーんだ、わたしばっかりそんなことにこだわってたのかもナー

と、ふと思ったら、なんだかあっけにとられた

あんなに血眼にして必死こいて抵抗していた若いわたし

ゆえに今、わたしは気をつけなくちゃ、と思っている

若いくせに、こうるさくてめんどくさいウゼェって思われる頑固者にならないように、

もしや、ババア感覚って、なりかけてたのかもしれない、

あーあ、それだけは、そんなお局みたいなことには、絶対にならないようにしよう

だってまだわたし、若いんだから、あはは

若さについて学びました。

長いのに読んでくれてありがとう、

もう少しで終わります。

そんなわたしの、暗黒に満ちた過去に目を向けてみようと、今している。

過去を許して、過去の自分を許して、

過去を見つめて、受け止めてあげてみよう、

そんなことを、少しだけ大人になった今、してみようと思っています。

育った街に、

背負った時間に、

ずっと見ずにいた過去に。

何よりも、今、を作ってきた過去のわたしと、その過去のすべてに。

それを、手伝ってくれる人たちがいることに、

わたしは胸がいっぱいです。

ありがとう。

あなたの過去は、どんなものですか?

輝くようなものでも、そうでなくても、

それはきっと、かけがえのないもので、

だから今、生きていられるのかもしれません。

さて、寝ましょうか。

今日はぐっすり、いい夢がみれますように。

愛を込めて。

Thank you for all.

Sweet dream

LOVE

xoxo

risako

Photograph: yuri nanasaki

2014. winter

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